絶滅危惧種
8月3日付けで,環境省の「レッドリスト」の見直しが発表されました。10年ぶりの見直しで,藻類については絶滅のおそれのある種が41種から110種となりました。
シマダ研に関連する所では,中○君が研究している褐藻イズミイシノカワHeribaudiella fluviatilisが絶滅危惧I類(CR+EN)に指定されました。また緑藻カワアオノリBlidingia ramiferaも絶滅危惧I類(CR+EN)です。
絶滅危惧II類(VU)には緑藻ヒナイワヅタなどイワヅタ属3種が指定されました。
準絶滅危惧類(NT)には世界で宮崎青島近辺にしか生育していない紅藻ヤタベグサや日本では沖縄塩川にしか生育していない紅藻シオカワモッカなどが選定されました。両種ともシマダ研では培養株を確立しています。色々研究したいのですが忙しくて・・・。
今回のレッドリストには緑藻イワズタ類が多く含まれています。この仲間には沖縄で食されている「ウミブドウ」のCaulerpa lentilliferaや地中海の生態系を破壊し続けている「キラー海藻」のCaulerpa taxifoliaなどが含まれ,人と社会に影響のある種類が多く,また,環境によって形態が大きく変化することで有名です。東京海洋大の大葉先生が発見した例が世界的に有名で,これまで別種とされていた2形態が光環境などを変化させることで1つの個体に形成されるほどです。


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